
こんにちは。禅宗のお寺、潮音院和尚です。
今回は潮音院グッズの一つ、『テラカ』を紹介します。
デザインはもちろん、箱も手作りです。
オレもガキの頃、よくミニカーで遊んだぜ。でもよー、ウチがビンボーで親父もいなくて、かーちゃんがいつも働きにいっててさー・・・。
で、はじめての誕生日のときにもらったのがミニカーなんだ。ウレシクてよー。
そのミニカー、今でも大切にしてんだぜ!
・・・って、オレのはなしはどーでもいいからそのミニカーを見せてくれよ!まったくぼうずのクセに泣き虫だぜ。
No.1 雲水バス


テラカ オリジナル箱
見てのとおり自作。これはいずれ作り方を載せていきたいと思います。
ちゃんとコレクションしやすいように、ナンバリング。
箱の色はむらさき色を基調。この色も意味があります。
仏教ではさまざまな悪行や煩悩を浄める清浄を表わす黒(紫)=仏陀の袈裟の色。 侮辱や迫害に怒りを抑えて耐え忍ぶ「忍辱(にんにく)」を表わします。

第1号『雲水バス』
ここから潮音院テラカの歴史が始まります。
背中には潮音院の寺紋『菊水』を。
当寺は楠木正成公をお祀りしている由縁があります。なかなか高貴なミニカーですね。
雲水とは禅宗の修行僧のこと。行雲流水(こううんりゅうすい)の略。
雲ようにふわふわと、水のようにどんな淀んだ場所にでも流れていくこと。
禅ではあれやこれやと区別はつけず、本当の真理をこころに刻みながら素直な心で日々を歩んでいきます。
そんな心でこの雲水バスは今日も走り続けます。
しかし修行はとっても大変・・・
脱落していった者も数知れず・・・

その辛さによってできた勲章。
10円ハゲVer.がレアとなっております。
手にされた方は幸運です。たぶん・・・
行雲流水のこころを大切にした最初のテラカ。10円ハゲVer.もあり。
NO.2 おしゃか

第2号『おしゃか』ブッダマシーン
箱はもちろんムラサキ。
『赤座席』『青座席』の2種類が選べます。オリジナルシールにはない、天に上ったみしょうくんシール付き!
※お釈迦さまの色は金、銀、白とランダムになります。
問答無用のお釈迦さま。
オシャカ!なんていったらブッこわれた!て意味もありますが、そっちのおしゃかではないですからね。はいここ、テストに出ます。
以前法話の時に、「仏教はどこではじまったでしょう?」と質問したら、
「中国~!」
と元気よく間違えられたことがありましたが、答えはインドです。
お釈迦さまのお生まれは今でいうネパールのルンビニーというところ。古代は地理も国境も今とはずいぶん違うので、おおよそ北インドと思っていただいてもよろしいです。
王子様だった彼はお悟りをひらいて、インドの真ん中から少し上のあたりで特に活動されました。
当時は移動手段が徒歩中心だったので、物を持たないお釈迦さまにとっては、かなりハードな行脚生活であったことでしょう。
そこで現代科学の粋を結集させ、仏法がこの世界の隅々までいきわたるように、お釈迦さまを軽トラと合体させてみました!
この機動力のおかげで、きっと仏法が広まっていくことでしょう。

背中のボタンを押すと、「ポクポクポク・チーン・・・」
とありがたい音が流れます。
圧倒的な存在感。お釈迦さまを乗せた軽トラで、きょうも仏法が世界に広がります。
どれもこれもなかなか気合が入ってるじゃねーか!
新ラインナップ、乞うご期待!
テラカはひとつひとつ手作りなので、時間がかかります。ご注文などは受付できませんのでご容赦ください。