
パート4
今回からは紙にこだわり始めています。
季節の風物詩や工夫を凝らした御朱印たちの登場です。
※御朱印は基本月1回の更新なので過去のものは終了しておりますが、ご希望の方はお問い合わせください。


笑鬼

令和3年2月の御朱印
笑鬼
竹の紙を使用した、特別な御朱印。
二匹の鬼は切り絵。
ものすごく手間がかかりました(笑)もう見たくないほど大量の鬼を生産!!


※こちらの切り絵は在庫がございませんので、ご注文はご遠慮願います。
節分にちなんで切り絵の笑鬼登場!おおい町で作られた伝統の竹紙を使用し、染筆は竹筆。超限定!
涅槃(ニルヴァーナ)

令和3年2月~3月の御朱印
涅槃(ニルヴァーナ)
日本では2月15日は『涅槃の日』
お釈迦さまの最後は、インドのクシナガラという町で、沙羅双樹の下でお亡くなりになりました。
日本では涅槃会といって、各寺院で法要を行っているところがあります。
日本語で例えると、「おじゃる」というような雅(みやび)な言語。
もう古いことばなので、現在ではお経などにしか使われていないんだ。
インドでは輪廻という考えがあって、生き物は死ぬと5つの世界(天・人・餓鬼・畜生・地獄※後に修羅が加わり、6つの世界ともいわれる)のどれかに生まれ変わると信じられていたんだ。
それでそれぞれの世界に生まれ変わるってことは、寿命があるということ。つまり死ぬということは苦しみなんだ。
この法則こそがつぎの自分を決定していく原因となるので、現世で亡くなってもその業は消えない。つまりはその業を背負って来世に生まれ変わってしまうんだよ。
だから、この業を作らないように出家して修行するんだよ。
業をつくらないためには心を平常に保つ修行をする。これがお釈迦さまが説かれた道なんだよ。
平常に保つということはどんなことがあっても偏らない心になること。そうすると解脱(げだつ)という状態になり、そうなった人のことを阿羅漢(あらかん)というんだ。
そして最終的に肉体が朽ち果てたときに、どこにも生まれ変わらないようになる。これを涅槃(ニルヴァーナ)というんだよ。

(ロックミュージシャンだよ!みしょうくんシールにもあるのでさがしてみてネ!)
なかなか理解するのは難しいけど、涅槃は仏教の大切な思想のひとつです。また機会がありましたら、このブログで説明していきます。
お釈迦さまの最後、涅槃を金色のみしょうくんと清浄を象徴する銀色の三法印、そして静寂なる黒紙でデザイン。雅な古代サンスクリット文字で染筆。
百花

令和3年3月
百花
碧巌録(へきがんろく)という禅問答書物より引用。
『百花為誰開』
百花誰がために開く
季節や養分、気候など、この世界のすべての縁を結んで開花する。
何一つ欠けてはならない。
きれいに咲いてやろう!という花などどこにもない。
そして儚い。
懸命で儚いからこそ美しい。
ドットがPOPでステキなので、女性に大人気だったよ!
しかもほのかな桜の香り付きときたもんだ


とお客さまが言うと、老師はこう言ったんだ。
「はやいおそいは人間が勝手にきめていることだ。さくらにとっちゃ、今日咲き誇る日を自然と選んだんだ。」と・・・
ぼくたち人間中心の都合よい目では、とうてい自然をはかれない。
自然からの目になってこそ真理が見えてくるんじゃないかな。
てかみしょうくんて人間なの?
春をイメージしたブリリアントローズの色彩を散りばめたドットデザイン。ほのかな桃の香り付きで春を満喫できる、贅沢な御朱印。
パート5につづく・・・