
パート5
御朱印やグッズは、直接お参りできない方々のために、しっかりとご祈祷をしてお送りさせていただいております。
※御朱印は基本月1回の更新です。在庫のある以外、過去のものは終了しておりますが、ご希望の方はお問い合わせください。


降誕会

令和3年3月の御朱印
降誕会
日本ではお釈迦さまがお生まれになった日を4月8日とし、『灌仏会(かんぶつえ)』といいう誕生法要を行います。
一般的に『花まつり』と親しみやすく呼ばれており、この日のために作られた小さな御堂である花御堂に、右手で天を指し左手で大地を指した誕生時のお釈迦様をかたどった彫像・誕生仏(たんじょうぶつ)を祀り、甘茶をおかけします。
甘茶には薬の効果もあり、洗い清めるほか、子供の健康を願う祈願にもなるそうです。

御朱印には『降誕会(ごうたんえ)』と書かれているね。
このデザインのように天地を指すお姿は有名だね。
確か「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん」だっけ?
「天の上を見ても下を見ても、私が最も尊い存在である」
という意味なんだ。
なかなか大きいことを言われているので、世の中では
「みんなひとりひとりは尊い存在なので、大切にしましょう」
なんて勘違いの解釈をされているんだよ・・・。
でも違うんです。
これ、そのままの意味なのです。
古代インドでは梵天を崇めて考えられた、あの最悪な差別制度「カースト制度」がありました。
残念ながら現代まで引きずっている身分制度ですね・・・
それに立ち向かったお釈迦さま。
この世は梵天やカーストを生んだバラモン教のような絶対的におすがりするものはなく、因果関係の法則で成り立っているんだ。だから生まれによる差別なんかないんだよ。
それを理解し、自分自身の力で心を変え、安楽の道を歩むことが仏の教えなんだと、言われたんだ。
話の続き
この背景があるからこそ、唯我独尊は、「私が偉いのだ!」ということではなく、
「みんなを安楽の道に導くために私はこの世界に生まれました、だから私と共に仏道を歩んでいきましょう」と宣言していることなんだ。
つまり、仏教の独立宣言なんだよ!
そしてこれはお釈迦さまが直接言った言葉ではなく、後の仏伝を記した者たちが、
「このブッダについていくぞ!」という思いを込めた誓いの言葉でもあるんだ。
和尚は顔はだめだけど、お話はわかりやすいよ^^
紙の色バリエーションあり。天上天下唯我独尊と天地を指さすお釈迦さまが、カラフルなハスに乗っています。
百花~月明りバージョン~

令和3年4月の御朱印
百花~月明りバージョン~
闇夜に美しく咲く花を照らしたドット柄御朱印。
竹紙「百花」と対照的なデザインで、夜の自然の美しさをイメージ。
この「夜静渓声近」って、禅語だよね?
そう、このことばは禅語で、
「夜静渓声近 庭寒月色深」(夜静かにして渓声近く、庭寒うして月色深し)
と続くんだ。
騒然とする中、常にこの心境をこころに留め、池に映る月のように、ただひたすら静かにこの瞬間を輝かせる・・・。
また月明りで照らされた花も、一段と美しかったよ。
あの時代の思い出は和尚にとってはかけがえのないものなんだ。
夜に咲く花は月明りでさらに美しい。百花と対照の夜バージョン。禅の境涯を現しています。
凛~皐月~

令和3年5月の御朱印
凛~皐月~
芍薬に隠れているげだつくん。自然には真理が隠れていることを現しています。
三種類の色が選べます。

そして季節の花「芍薬」といっしょにボクが隠れているよ^^
という女性の立ち振る舞いをたとえたことわざがあるんだよ。
ピンクの芍薬(シャクヤク)の花言葉は「はにかみ」
白の芍薬(シャクヤク)の花言葉は「幸せな結婚」
赤の芍薬(シャクヤク)の花言葉は「誠実」
自分はどの色がぴったりかな?^^
選べる花の色。芍薬と凛の染筆で、女性らしさをイメージ。皐月限定の御朱印。
パート6につづく・・・