
はじめまして
・福井県の南にある、風光明媚な禅宗のお寺
第20世住職 鈴木 元浩(スズキ ゲンコウ)と申します。
どなたでも気軽に、楽しくお参りできるお寺を目指しております。
現在では御朱印やかわいいグッズをデザインし、
クスっと笑ってもらえるようなシールをたくさん作って、
参拝者さまに楽しんでいただいております。
「禅」てなんだろう・・・
まずは潮音院のキャラクター紹介からいきましょう。
・マスコットキャラクター

・みしょうくんの名前の由来
禅宗では、拈華微笑(ねんげみしょう)というお話があります。
その昔、ある弟子がお釈迦さまにこういう質問をしました。
「真理とはなんですか?」
そこでお釈迦さまは一本のお花をただ拈られました。(ゆっくりと指先でつまんでまわすこと)
そしてほほ笑みました。
質問したお弟子さんたちをはじめ、みんな意味がわかりません。

しかしただひとり、その姿を見て同じようにニッコリと笑った人がいました。
その人は摩訶迦葉(まかかしょう)。偉大なるお釈迦さまの十大弟子のひとり。
実質No.2である高弟です。
お釈迦さまは大いに仏法が伝わったと喜ばれました・・・
他のまわりの弟子たちは、偉い人2人の間で伝わったならば我々が理解できなくても伝わっているんだと、訳も分からず安心してそれ以上は質問しなかったでしょう。
・拈華微笑の本当の意味
みなさんはお花を見たり、もらったりするとどんな気持ちになりますか?
そうです。とっても嬉しい気持ちになりますよね。
なぜならお花は美しいからです。
お釈迦さまは、ただただお花を見て心の底から美しい・・・とみとれていたのです。
その姿をみていた摩訶迦葉さんは、
「あー・・・、なんだかお釈迦さま、めっちゃうれしそー。」
と思い、自分もついニコニコしてしまったのです。
この素直な気持ちこそが禅の大切な心なのです。
ここでさらに大切なことは、No.1,No.2の人たちだから、到底理解できないことと思い込んではいけません。
自分たちよりも立場や年齢が上というだけで、その人たちの言葉がすべて正しいと決めつけてはならない、ということです。
いままでに「自分よりも偉いひとが仰っているんだから、それで間違いない!」と思い込んでしまう場面はありませんでしたか?
禅は心がかたよらず、流されず、そんなトラップにひっかからないようにするための教えです。
そして素直な心をもって、その喜びや感動がみんなに伝わるのです。
お母さんがおっぱいをあげているときに、赤ちゃんがニッコリほほ笑む。
すると自然にお母さんもニッコリしてしまいます。
ほかにも自分の大切な人や、ペットのワンちゃんやミーちゃんが同じように幸せそうにしていると、こちらも幸せな気持ちになります。
これを以心伝心(いしんでんしん)といいます。
※これからはいろんなみしょうくんが出てきます。お楽しみに!