日常

焼却炉~はなちゃんのかんちがい~

こんにちは。和尚です。

お寺には墓地や霊園を持っているところがあります。特に田舎ではセットになっている寺院がほとんど。

ご先祖様が眠っておられるお墓には、盆正月、彼岸に限らず、祥月命日や何かお祝い事の時には、お花やお供えを持ってお参りされる方がいらっしゃいます。

お花などはすぐに枯れてしまうので、敷地には焼却炉を置いている寺院もあります。うちのお寺も山が近いので、集めた枯葉や枝等を焼くために常備しております。

 

今日はそんな焼却炉について、とんでもない勘違いをしているかわいい子のお話。

つらいけどサンバ こんにちは。和尚です。 いきなりですが「歯のマンガ」 毎日4コマまんがを描かれていて、とってもかわいく、そして内容は...

はなちゃんのかんちがい

同じ修行道場で同期だった和尚さん。彼にははなちゃん」という小学生の娘がおり、とてもかわいがっています。

ある日彼のお寺の焼却炉を新しくすることとなりました。

境内でトンテンカンテンと工事していたのを見ていたはなちゃん。

「お父さん、あれ何作ってるの?」

 

「焼却炉を新しくしているんだよ。」

 

「へー、いつも燃やしているところだね。」

 

「そうだよ。今回の焼却炉はとっても強力だから、何でも燃えるよ!」

 

「へー^^これで骨まできれいに燃やせるね^^」

 

「・・・骨??」

 

「だっていつもお葬式もしているし、人が亡くなったらお父さんがあそこで燃やしているんでしょ?」

 

「(爆笑)」

 

はなちゃんは亡くなった人を燃やしてお骨にすることも、和尚さんの仕事だと思っていたみたいです(笑)

イヤ、さすがに枯葉やゴミと一緒に荼毘にできないですよ(笑)そんなかわいいはなちゃんのかんちがいでした。