こんにちは。和尚です。
「うちの玄関戸はガタピシ建付けが悪くって…」
どんなお家にいても、このようなふすまや戸などはありませんか?
「ガタガタピシピシ」ときしむ音を立てて、エイッ!と掛け声してからやっと閉まる。
この音からきている言葉とお思いでしょうが、実はこれ、仏教用語なんです!

「喝」にまつわるエピソード~あなたはどの喝を吐かれたのか~こんにちは。和尚です。
前回は「喝」には4種類あるというお話をいたしました。
そこで今回はその喝にまつわる有名なエピソードを...
スポンサーリンク
我他彼此
漢字で「我他彼此」(がたぴし)と書きます。
「我=己」「他=他人」「彼=かれ」「此=これ」
どれも対する文字となっていますよね。
「彼岸」のご説明にもこの「彼、此」という世界を表しています。

お彼岸~禅の目からみる彼岸~こんにちは。和尚です。
日本人は先祖供養をする期間を大切にしています。今回はそのうちの一つ、「お彼岸」についてお話いたします。
...
例えると、「あの人はブランドのバッグを持っているから、私も違うブランドでもっと良いバッグを買っちゃおう!」という心。
他人と比べて自分をより良く見せる。そこに対立が生まれ、いつの間にか渇望の世界に迷い込む。
のどの渇きも一緒で、砂糖ばかりの甘くコクのあるジュースを飲むと、そのくどさに更にのどが渇く。さらにそんなジュースを飲み続け、潤そうとする。しかしどんどんと渇きは増すばかり。
結果、体には悪い影響となってしまう。
人間無意識にこのようにいろんなものを分けてを見ています。そこには他者との対立の世界。
禅ではこの分けている世界を一つにする。言行一致を体と心に沁みこませていくのです。
坐禅は自分と外の世界の一体化。
禅問答は言葉と世界の一体化。
入り道は色々とありますが、それがストンと心に落ちることにより、区別がなくなるのです。
まずはガタピシ音のする戸を直して、心も気持ちも晴れやかに、スッキリとさせてみましょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク